映像情報メディア学会技術報告
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セッションID: BCT2015-73
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RGB-Dカメラを用いたミリ波通信環境予測に基づくプロアクティブ通信制御の研究(《依頼講演セッション》「高周波数帯を利用する新しい無線システム」,移動送受信技術および一般)
西尾 理志山本 高至守倉 正博
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抄録

ミリ波通信の通信品質安定化と高効率化を実現するため,RGB-Dカメラを用いたミリ波通信環境予測に基づくプロアクティブ通信制御システムが提案されている.ミリ波通信では歩行者や車などで見通し通信路が遮蔽されると急峻にパケットロス率が増加し再送が多発することでスループットが大幅に低下する.一般的には通信品質を観測することで見通し通信路遮蔽のような通信環境の変動を検出しリアクティブに通信制御を行って性能低下が解消されるが,通信制御が完了するまでの間の通信品質の低下は避けられない.提案システムでは,歩行者・車など遮蔽物及びユーザ端末それぞれの位置や移動速度,移動方向をRGB-Dカメラ画像を用いて推定し,移動予測等を行う.予測結果に基づき,通信品質を低下させる事象の発生に先立ち通信制御を行うことで,通信品質の低下を抜本的に解決し,高効率で品質の安定したミリ波通信を実現する.本稿では,提案システムのコンセプトとプロトタイプを用いた実験結果を紹介する.

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© 2015 一般社団法人 映像情報メディア学会
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