映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
Print ISSN : 1342-6893
ISSN-L : 1342-6893
40.11 映像表現&コンピュータグラフィックス
セッションID: AIT2016-42
会議情報

マルチスレッド設計によるインタラクティブなグルーヴ可視化(画像処理・感性,映像表現・芸術科学フォーラム2016)
神 展彦芳賀 直樹藤代 一成
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
グルーヴとは,演奏における音のうねり,リズムのノリや一体感などを表す,よい演奏に必要不可欠な要素のひとつである.グルーヴ可視化は,音楽的センスや聴力の個人差によらないグルーヴの習得や音楽経験に制限されない音楽の感動の共有など,さまざまな応用につながる.本稿では,MIDI信号として入力された音楽をインタラクティブに図形に変換する,直感的なリズム可視化システムSeeGroove2を提案する.演奏された音符それぞれに対して点をプロットし,滑らかに補間することにより,リズムパターンを多様な形に表現する.演奏に対してインタラクティブに図形が変化するので,ユーザは音楽の移り変わりを視覚的に感じることができる.このインタラクティブ性は,1,920Hzで動作する入力系スレッドと60Hzで動作する計算・描画系スレッドのマルチスレッド設計によって実現されている.
著者関連情報
© 2016 一般社団法人 映像情報メディア学会
前の記事 次の記事
feedback
Top