抄録
組立操作,およびネットワーク運用操作を対象として,従来技術,および今回提案するAR マニュアルを使用
して操作支援をした場合の有用性の違いを,10 人の被験者による実験結果に基づき検証した.被験者の操作時間と正
答率と使いやすさの主観評価値を,紙や電子といった操作支援装置の媒体,および支援内容を表示するAR メッセー
ジの表示についての技術に注目して計測したところ,AR マニュアルの利用時は従来技術を利用した場合と比較して
操作時間が5 割に短縮し使いやすさの主観評価値が2 倍に上昇し正答率も上昇した.