映像情報メディア学会技術報告
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40.32 情報センシング
セッションID: IST2016-42
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イメージングの進化からセンシング領域の加速へ
*吉原 賢野本 哲夫大池 祐輔若林 隼人
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抄録

CISの進化と先進のイメージング技術を活用した「センシング」ワールドが持つ将来的展望は,いつでも,どこでも,なんでもセンシングすることで我々の生活の質をよりよくすることが期待される.これまでにCCDイメージセンサは,撮像管にとって替わり,コンシューマ向けの小型ビデオカメラの導入を促進した.現在CISは,列ADCや裏面照射技術の出現によってCCDの性能を凌駕し,CCDが築いたデジタルスチルカメラ市場を席巻している.これは,高SN比,低消費電力,高フレームレートを実現できたことによる.また積層型CISは,現在年間数10億単位の市場であるモバイル端末において,機能性やユーザーエクスペリエンスを拡張し続けている.感度向上や波長帯域の拡張,距離と時間分解能の継続的な向上によって,CISによるイメージング技術は,センシングワールドの進化を加速させることが期待される.

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© 2016 一般社団法人 映像情報メディア学会
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