主催: 一般社団法人映像情報メディア学会
呼気は自然な随意動作の1つであり、インタフェースとして利用できる可能性がある.これまで古くは管楽器をはじめとして、障害者用スイッチ等も商品化もされてきたが、マウスピースを咥える方法が多く用いられてきた.しかしこの方法では口を制約し、衛生上の問題もあった.本研究では小型の力センサー、ロードセルを口前に非接触で設けて、呼気を風圧として計測する入力インタフェースを試作した.それを用いて周囲の環境の気流から呼気の識別、呼気の強弱による入力操作の基礎特性を調べるとともに、呼気が特徴的な発声の識別や訓練等への応用の可能性について検討した.