抄録
本研究では円偏波用プリント基板型逆Fアンテナを提案している.本稿ではシミュレーションにより,プリント基板型逆Fアンテナの垂直素子の長さを調整することにより円偏波が放射可能であること,また,給電素子に垂直に装荷された長方形素子の長さを調整することによりインピーダンス整合が可能であることを示している.更に,電流分布により,円偏波の動作原理を説明している.軸比およびリターンロスの測定値とシミュレーション結果は良く一致している.提案するアンテナのサイズは0.32λc×0.21λc (λcは中心周波数時の波長)であり,ISMバンドの円偏波用小型平面アンテナとして非常に有効である.