抄録
作業の取り消しや,繰り返しが容易に行えることなどから,文字や絵画の学習環境としてデジタルデバイスの利用が増えてきた.また,力覚装置を用いて動作誘導をすることで,運筆の学習支援をする研究もなされているが,絵画の描画に対して適用を行った例はない.そこで本研究では,力覚装置を用いて誘導および制御を行うことで,描画スキルの向上を支援するシステムを提案する.誘導を行うグループ,制御を行うグループ,誘導も制御も行わないグループの3グループに分けて実験を行い,学習効果を比較することで,本提案システムの有効性を確認する.