抄録
2002年にCG-ARTSでは、CG検定試験の受験者のために、「CGテクニックスマスターコース」として通信教育を開始した。その教材はJavaで開発されたが、近年ではとブラウザの仕様が変わり普及しているブラウザ上で動作できなくなっていた。そこでこのほどUEIリサーチでは同教材を、WEB上で誰もがCGの体験学習ができるようにJavaScriptを用いたシステムを開発(まだ完成には至ってない)したので報告する。このシステムは近年普及した携帯端末でも動作でき、教室には限らず、いつでもどこでもCGの基礎技術を自習体験できるシステムである。内容は、Zバッファ法、レイトレーシングや画像処理など50以上のCG基礎技術要素よりなる。このシステムを公開運営し、より広くCG技術への基礎技術の知識を普及させるのが目標である。