主催: 映像表現&コンピュータグラフィックス/立体映像技術
会議名: 映像表現&コンピュータグラフィックス/立体映像技術
開催日: 2017/09/15
フルカラー再生が可能になるなど,計算機合成ホログラム(CGH)の表現力は年々向上しており,以前にも増して新しいデジタルアートとして期待されている.しかし,CGHの計算にはプログラミングの知識が不可欠であり,それがデザイナーやアーティストによるCGH作品の作成を困難にしていた.そこで,プログラミングの知識を持たない人でもフルカラーCGHが計算できるソフトウェアツールの開発を進めている.本稿では,フルカラーCGHを作成する上で必要な三段階の工程である3波長での物体光波の計算,干渉縞のコーディング,再生シミュレーションの全てをプログラミングなしで行うアプリケーション群の開発状況を報告している.