主催: 情報センシング
会議名: 情報センシング
開催日: 2017/09/25
超高精細と高フレームレートとを両立する次世代のイメージセンサを目指して、画素並列信号処理を行う3次元構造イメージセンサの研究を進めている。今回、本デバイスのA/D変換回路における雑音除去を目的とし、画素内で発生するパルス信号を基にして3種類のタイミングの異なるクロック波形を生成するイベントドリブン型の相関二重サンプリング(CDS)回路を設計・試作した。試作デバイスの評価の結果、雑音除去の効果を実証するとともに、120 dBの広いダイナミックレンジにわたりパルス出力周波数が増加する設計通りの光電変換特性を確認し、従来の性能を抜本的に改善する将来のイメージセンサの実現に見通しを得た。