主催: 立体映像技術/情報センシング/情報ディスプレイ
会議名: 立体映像技術/情報センシング/情報ディスプレイ
開催日: 2017/11/30
効率的な8K番組制作の実現を目指して,8Kカムコーダーの基本的な性能およびワークフローを検証するためのプロトタイプ8Kカムコーダーを開発し,撮像実験を行ったので報告する.開発したプロトタイプ機は,フレーム周波数60Hzの8K映像をAVC/H.264でリアルタイムに圧縮でき,映像はSDカード4枚を用いて記録可能である.撮像素子には現行の8K番組制作で使用される8K単板式カメラと同じ3300万画素CMOS撮像素子を用いており,限界解像度約3200TV本,感度2000lux/F8,SN比54dBの撮像性能が得られた.また,圧縮画像のPSNR測定実験を行い,圧縮率1/80で45.9dB,圧縮率1/240で44.0dBとなった.