草と緑
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持続可能な緑地生態系の管理:雑草生物学の視点から
伊藤 幹二
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ジャーナル オープンアクセス

2015 年 7 巻 p. 2-11

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抄録
近年のグローバル化の進展は,生物多様性・生態系サービスの環境的・経済的価値とその持続可能な利用・管理が国際的な規範となり,地域の生態系や社会が持続可能でなければ人類の発展はないと認識されている.雑草とは,人が環境を変えたことによって生まれる生物である.生活圏の様々な緑地生態系の理解や改善は,この非意図的に発生・生育する雑草の特性を無視しては成り立たない.緑地雑草生態系の現状と課題について,1.緑地雑草の侵入と繁茂 2.緑地雑草の生態系デイスサービス 3.緑地雑草生態系の特徴4.緑地雑草に関わる不都合な真実 5.緑地雑草生態系の管理の視点で解説した.今必要なことは,雑草問題を科学的に認識し,‘持続可能な雑草生態系管理基準づくり’と各種緑地の個別性に基づいた雑草の最良管理慣行を実行すること喫緊の課題である.
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© 2015 特定非営利活動法人緑地雑草科学研究所

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https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja
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