岩手医科大学歯学雑誌
Online ISSN : 2424-1822
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研究
岩手医科大学歯学部歯科麻酔科における10年6か月間の静脈内鎮静法症例の検討
佐藤 雅仁畠山 忠臣佐藤 健一坂本 望菊池 和子久慈 昭慶岸 光男城 茂治
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2001 年 26 巻 2 号 p. 90-99

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抄録
本講座開設後10年6ヵ月間に実施した静脈内鎮静法1313症例について分析検討した.他の診療各科の静脈内鎮静法に対する理解を深める努力と情報公開が必要であった.障害者の歯科治療における行動調節で静脈内鎮痛法を適用した群に対する静脈内鎮静法の適用を特に厳密に判定する必要があった.術中・術後合併症を認めた症例の処置時間は長時間であった.使用薬剤はミダゾラムが最も多かったプロポフォールは,今回検討は鎮痛法に用いた症例がすくなかった.患者の側に立って処置の侵襲を評価して,適用を決める必要があった
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2001 岩手医科大学歯学会
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