岩手医科大学歯学部口腔解剖学第一講座
1982 年 7 巻 1 号 p. 89-92
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岩手医科大学歯学部における1978年度解剖学実習において, 左側僧帽筋の下部筋束が完全に欠如した破格例を見出した。本例は食道癌で死亡した60才の日本人男性屍体に認められた。
左側僧帽筋は上部筋束および中部筋束は正常形態を示すが, 第4~第12胸椎棘突起より起始する下部筋束は完全に欠如している。このような僧帽筋の欠如は本例を含めて過去9例の報告がみられるのみである。
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