岩手医科大学歯学部口腔解剖学第一講座
岩手医科大学歯学部口腔外科学第一講座
1982 年 7 巻 2 号 p. 139-144
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2根を有する上顎右側側切歯の症例を経験した。50才女性から抜歯した資料をもとに, 形態学的ならびに先人の報告例と比較検討した結果, 過剰根を有する上顎側切歯は現在まで78歯になり, これらの大きさは, 日本人平均値より歯冠厚径, 歯冠幅径とも, 大きな値を示した。本症例は歯根は近遠心的に圧扁され, 根尖側⅓が頬舌的に分かれていた。成因は個体発生における変異によるものと考えられる。
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