福岡県保健環境研究所.
2013 年 7 巻 p. 23-37
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
江戸時代の自然史学者・貝原益軒が1688年から1709年にかけて編纂した筑前国続風土記における福岡県内の淡水魚類に関する記述を精査した.その結果,24分類群(魚類,両生類)についての記述が認められ,少なくとも21分類群については種あるいは属まで同定することができた.また,本書の記録からこの300年間で通し回遊魚であるアユ,サクラマス,サケ,ウグイの生息地が減少していることがわかり,本書が福岡県の過去の魚類相を知る上で重要な資料であることが確認された.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら