応用経済学研究
Online ISSN : 2758-9161
Print ISSN : 1882-9562
国・都道府県レベルにおける歳入・歳出構造について
瀧本 太郎坂本 直樹
著者情報
ジャーナル フリー

2013 年 6 巻 p. 134-148

詳細
抄録
本稿では,わが国の財政データを用いて,国と都道府県における歳入と歳出に関する因果性分析を行った.その結果,国レベルでは,歳入と歳出の間に長期・短期,名目・実質・GDP 比データを問わずinstitutional separation 仮説が支持された.一方,都道府県レベルでは,名目データについては短期的にfiscal synchronization 仮説が支持され,経済成長の影響を考慮したGDP 比データについては短期・長期ともにspend-tax 仮説が支持された.
著者関連情報
© 2013 日本応用経済学会
前の記事 次の記事
feedback
Top