日本福祉教育・ボランティア学習学会研究紀要
Online ISSN : 2432-4094
Print ISSN : 2432-4086
発達特性のある子どもの学校生活を支えるスクールソーシャルワーカーと教員の連携プロセスに関する研究
学校におけるインクルーシブ教育の進展に向けて
原田 康信
著者情報
ジャーナル フリー

2024 年 42 巻 p. 20-31

詳細
抄録
本研究は、発達特性のある子どもの学校生活を支えるスクールソーシャルワーカーが教員と連携するプロセスを明らかにした。発達特性のある子どもとその保護者への支援経験のあるスクールソーシャルワーカーにインタビュー調査を行い、スクールソーシャルワーカーの支援プロセスについて、複線径路・等至性モデル(TEM)を用いて分析を行った。本研究の結果からは、スクールソーシャルワーカーが教員との連携プロセスを通して、発達特性のある子どもの安心できる学校生活を実現するため、子どもとの関係づくり、教員の葛藤の緩和促進、保護者、学校の変化を図り、教員の子どもへの理解を促進したことが明らかになった。これらの連携プロセスは、発達特性のある子どもの学校生活の安定につながる有用性を示すものであり、学校におけるインクルーシブ教育の進展を期待できるものであると結論づけた。
著者関連情報
© 2024 日本福祉教育・ボランティア学習学会
前の記事 次の記事
feedback
Top