生命倫理
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報告論文
患者の意向とチーム規範が対立するPCUの多職種カンファレンスで発言する看護師の思考とその影響要因
高野 真優子鶴若 麻理Mayuko TAKANOMari TSURUWAKA
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2024 年 34 巻 1 号 p. 46-56

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抄録

目的:患者の意向とチーム規範が対立するPCU多職種カンファレンスで、チームの議論に発言する看護師の思考とその影響要因を明らかにし、患者の意向を可能な限り尊重するための思考と行動への示唆を得ることである。

方法:PCU臨床経験がある看護師20名に半構造化インタビューを実施し、クリッペンドルフの内容分析手法を用いて分析を行った。

結果:終末期患者の残された時間をどう過ごすかという患者の意向に対して、9つのチーム規範が抽出され、チームメンバーや家族の意向が判断根拠であった。看護師が発言するか否かの判断の根拠は、それぞれ『患者のいのち・意向』、『みんなの意見』で違いが示された。発言に影響した要因は、「患者の意向の把握」「患者の意向実現に向けた経験」などで、これらの背景には患者との関係性があった。

結論:PCU多職種カンファレンスにみられたチーム規範は患者中心性を阻んでいた。メンバーは、患者の意 向を軸に据えた議論ができているかを考え、患者の意向に沿えない根拠を明確にするよう発言することがカンファレンスでの患者中心性につながるだろう。

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日本生命倫理学会
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