乳腺甲状腺超音波医学
Online ISSN : 2759-5013
Print ISSN : 2187-2880
JABTS50/プログラム委員会企画 『甲状腺専門病院での超音波魂の継承~超音波検査担当者の育成』
甲状腺超音波検査の教育への取り組み
栗本 美幸衞藤 美佐子西嶋 由衣檜垣 直幸村上 司
著者情報
ジャーナル 認証あり

2024 年 13 巻 3 号 p. 34-36

詳細
抄録
 超音波検査はプローブの持ち方や所見のとらえ方など主観的な要素が多く,研修時にも指導者によって差が出やすいと考える.また,研修終了後のレベルアップの方法にも苦慮する.当院では基本的に1人の研修者を1人の指導者が担当しているが,指導者による差ができるだけないよう,チェックシートや研修記録を部門全員で共有しながら研修を行っている.指導者が不在の場合でも,代わりの指導者が研修の進捗状況を確認することができる.
 研修終了後のフォローアップには,自分の報告した検査所見についてアドバイスをもらったり,稀な症例を共有するための「症例ノート」を活用し,手術症例を対象とした正診率・不一致率を調査し,勉強会を開催している.
著者関連情報
前の記事 次の記事
feedback
Top