主催: 計測自動制御学会, システム制御情報学会, 日本機械学会, 化学工学会, 精密工学会, 日本航空宇宙学会
共催: 49学協会
エージェントベースの社会シミュレーションはエージェントによる社会のボトムアップなモデル化,シミュレーションが可能な手法であり,モデルの分かりやすさや社会的秩序の創発的な形成のシミュレーションなどの点で従来のシミュレーション技法とは異なる特徴を有している.さらに,エージェントベースのアプローチは人間がプレイヤーとなるゲーミングとの親和性も高く,社会システムについて模擬体験的に学ぶことも容易である.このような特徴からエージェントベースの社会シミュレーションは社会科学領域を中心に社会システムについて学習する教材としての潜在力を持つ.本報告では教材と言う視点から社会シミュレーションについて筆者自身が行っているモデル開発なども交えて報告する.