主催: 計測自動制御学会, システム制御情報学会, 日本機械学会, 化学工学会, 精密工学会, 日本航空宇宙学会
共催: 49学協会
非線形系に特有な「1/fゆらぎ」が非生物(物質)に於ては相転移時に伴うことを述べる.次に、生物系に於ける「1/f ゆらぎ」現象は精神・心理的な側面が投影された行動や行為の結果に表れることを示す.非生物と生物の中間的な物として自己駆動粒子の「1/fゆらぎ」について述べる.自己駆動粒子とは、例えば高速道路を走行中の自動車などが具体的な例であり、自己駆動機能を持つがその行動・動作が制限されるものを言う.自己駆動粒子モデルを磁性体の磁区挙動に適用し、磁性体が磁気飽和へ至る状態遷移時に「1/f ゆらぎ」現象 が生ずることを示す.同様に一様な層流からカルマン渦へ変化する状態遷移時に「1/f ゆらぎ」現象が生ずることを示す.