主催: 計測自動制御学会, システム制御情報学会, 日本機械学会, 化学工学会, 精密工学会, 日本航空宇宙学会
共催: 49学協会
我々は既に磁化特性を表現するプライザッハモデルが、未だセルラー・オートマトンの概念が提唱されて無いにも拘わらず、一種のセルラー・オートマトンモデルであることを示した。 本論文では、まず古典磁区理論に基づき磁性体の磁化過程を3領域、すなわち、可逆的磁壁移動、非可逆的磁壁移動、さらに磁化ベクトルの回転磁化領域へ分割した後、これらの3領域へプライザッハ型セルラー・オートマトンモデルを適用した。その結果、磁性体の磁化特性がセルラー・オートマトン型モデルで表現可能であることを示す。