自動制御連合講演会講演論文集
第52回自動制御連合講演会
セッションID: A6-2
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今後の宇宙探査に向けた技術課題
*西田 信一郎
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抄録
小惑星イトカワにタッチダウンし、地球への帰路にある「はやぶさ」や1年半余りの月周回探査ミッションで華々しい成果を上げた「かぐや」など、我が国でも月・惑星探査が国民の注目を集めている。JAXAは、将来の月面活動を長期ビジョンに掲げ、「かぐや」に続く月面の探査・調査ミッションの検討を実施している。米国,中国,インド,イタリア,カナダ他の国々が月面探査および拠点構築の計画を前向きに検討している。  また、米国、欧州は火星探査にも力を入れている。月・惑星の探査には、目標天体までの長距離の宇宙航行が必要であり、目標天体への着陸には、誘導・制御において高度な技術が要求される。また、月や火星面上の探査ミッションの実現には、表面移動ロボットの適用が有効な手段であり、その誘導・制御にも各種の技術課題がある。本報告では、小惑星などの始原天体や月、惑星の今後の探査に向けた誘導・制御に関する技術課題につき、整理を試みる。
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© 2009 システム制御情報学会
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