居住者の選好を考慮した家庭用省エネ方策選択支援ツール

抄録

階層分析法(AHP)を用いて、居住者が、省エネに関する選好等を入力することで自分にあった省エネ行動の優先順位を簡単に知ることができる「省エネ行動選択支援モデル」を開発した。本論文では、モデルの核となるAHPの構造や入力のために行ったWebアンケート調査、また計算結果、すなわち居住地域や世帯人数等の世帯属性や、選好の異なる各ユーザーに対して提示される省エネ方策と、期待される省エネポテンシャル等を示す。