主催: システム制御情報学会, 計測自動制御学会, 日本機械学会, 精密工学会, 日本航空宇宙学会, 化学工学会
共催: 48の学会,協会などから協賛
我々の研究グループでは,視覚障害者などハンディキャップのある人が単独で外出する際の歩行を補助するためのロボットの開発を進めている.ロボットにはカメラセンサからの画像情報を基に路面に設置された点字誘導ブロックに沿って移動する機能や,障害物センサによって検知された障害物の回避を自律的に行う機能が実装されている.ロボットはセンサからの情報を解釈して視覚障害者などのロボットの使用者に周囲状況に関する情報を伝達し,移動方向や動作開始・停止などの使用者の指令を受けて使用者と協調して動作する.本報告では,使用者とロボットとの情報交換を音声とロボットの動作を介して行う新しいインタフェース・システムについて報告する.特に音声認識法の改善による認識率の向上がインタフェース・システムの機能性にどのように関与するかについて検討する.