抄録
宇宙太陽光発電において,発電した電力は,アンテナ素子を多数配列した
フェーズドアレイアンテナによりマイクロ波に変換して地上の受電設備へ
送電することが想定されている.本研究では,フェーズドアレイアンテナ
によるマイクロ波無線電力伝送において,受電設備の方向への送電電力が
最大となるよう各アンテナ素子の位相を決定する問題を対象とする.
本研究ではまず,この問題を組合せ最適化問題として定式化し,
実回転定理を適用して各アンテナ素子ごとの部分問題に分解する.
そして,この分解に基づいて効率的な解法を提案し,数値実験によりその有効性を実証する.