自動制御連合講演会講演論文集
第57回自動制御連合講演会
セッションID: 2D02-4
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OS 分野横断型融合研究に向けた情報通信ネットワーク技術の研究紹介(2)
マルチレイヤネットワーク設計問題におけるリングを用いた高精度高速計算手法
*見越 大樹竹中 豊文
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抄録
IP over WDMネットワーク設計技術として,光パスとIPトラヒックの経路設計を同時に行うマルチレイヤネットワーク設計が注目されている.マルチレイヤネットワーク設計問題は,混合整数線形計画問題を解く必要があるが, ネットワーク規模が増大するに従い,変数の数が膨大になり,計算不可能となる. この問題に対処するため,我々は,波長レイヤとIPレイヤで,ホップ数の大きな経路を解の候補から除外することで,計算時間を改善する手法を提案した. しかし,この手法では,交流トラヒックが少ない場合,計算精度が劣化する.この問題を解決するため,すべてのSDペアが利用できるリング型の光パスネットワークを事前に計算し,リング型の光パスネットワークを用いる経路を候補に残すことにより,計算精度を改善する計算手法を提案する. 提案手法および従来手法について,数値計算実験を行い,提案手法の有効性を示す.
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© 2014 計測自動制御学会
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