主催: 公益社団法人 計測自動制御学会, 一般社団法人 日本機械学会, システム制御情報学会, 一般社団法人 電気学会, 公益社団法人 化学工学会, 公益社団法人 精密工学会, 一般社団法人 日本航空宇宙学会
共催: 国立大学法人 群馬大学, 53の学会,協会などから協賛
会議名: 第57回自動制御連合講演会
開催地: 群馬伊香保 ホテル天坊
開催日: 2014/11/10 - 2014/11/12
本学系に1年次の教育の特長に「デザイン力の養成」がある.そのための教育プログラムの一つに「動きのあるプログラム結果の画面出力の設計製作」を設定している.初学者でもイメージしている結果をプログラムで表現できるプログラム言語を探し,外部装置制御も可能であるdolittle(ドリトル)を採用して,140名前後の受講生に教育を試みた.教育時間の2/3で,ドリトルを用いて,受講生各自がイメージしている内容を表現できるようになった.残りの1/3の時間で,外部装置制御の体験をしてもらうことにした.外部装置としては,Arduino UNO R3 を工学部プロジェクトで購入した140台を使用させてもらった.教育内容は,「デバイスドライバソフトウェアの導入」と「基礎的なArduino のLED点灯制御」の二つとした.教育担当者は,7名の教員と学生協力スタッフ(4年生)3名の計10名であった.受講生も熱心に参加してくれて,最終のArduino課題も85%以上の学生が創意工夫した内容を提出してくれている.ドリトルの親しみやすさと外部装置のLED点灯制御という珍しさから,学生も熱心に取り組んでくれて,学部の1年生の半数が受講してくれる講義であった.