主催: 公益社団法人 計測自動制御学会, 一般社団法人 日本機械学会, システム制御情報学会, 一般社団法人 電気学会, 公益社団法人 化学工学会, 公益社団法人 精密工学会, 一般社団法人 日本航空宇宙学会
共催: 国立大学法人 群馬大学, 53の学会,協会などから協賛
会議名: 第57回自動制御連合講演会
開催地: 群馬伊香保 ホテル天坊
開催日: 2014/11/10 - 2014/11/12
本稿では,越前市中学ロボコンについて述べる.本大会は,「全日本中 学校技術・家庭科研究会主催 創造アイディアロボットコンテスト」のキックオフ大会として市内中学校の先生方が開催するものであり,これに著者らが大会・講習に協力するという形で参画しているものである.また,協力は教員のみならず,学生(中学ロボコンOB)がスタッフ参加する等,本大会を介して中学校と高専が密な関係を築くことができており,これも参加し易く,参加者のレベルに合わせたロボット製作が可能な競技ルール設定によるものと考えられる.一方で,本大会においても,昨年より,自動子ロボットが導入され,ルール複雑化・要求技術高度化の傾向が見られる.これは,自動化が進む身の回りの製品の理解に繋がるという教育面のメリッ トがある一方で,参加の敷居が高くなり,参加者の確保,ひいては,これまでと同じ関係性を保つことが困難になることが危惧される.このような懸念に対し,本稿では,大会の位置付けとルールについて考察し,教授方法の工夫等について述べる.