日本クリティカルケア看護学会誌
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総説
集中治療を要する人工呼吸器装着患者の恐怖を抱いた体験に関する文献レビュー
齋藤 克
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キーワード: 人工呼吸, 体験, 恐怖, 集中治療
ジャーナル オープンアクセス

2026 年 22 巻 p. 49-61

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抄録

目的:集中治療を要する人工呼吸器装着患者が抱く恐怖体験に関する文献レビューを行い,その体験を構成する要素と背景を明らかにし,精神的ケアの示唆を得る.

方法:PubMed,CINAHL,医学中央雑誌を用い,2015~2025年に発表された人工呼吸器装着患者の体験に関する質的研究を対象とした. 恐怖を抱いた体験の記述を抽出し,意味内容の類似性と背景に基づき構成要素を導出した.

結果:18論文を分析し,恐怖を抱いた体験の構成要素は,【自分自身で身体をコントロールできない】【あいまいで非現実的な感覚】【人とのつながりの断絶】の3カテゴリとなった.これらは,自己・世界・他者との関係性のゆらぎを示した.

結論:看護師は,患者の恐怖体験を単なる感情反応ではなく,その背景や意味を理解し,情報提供や非言語的関わりを通じて患者の安全感を高める精神的ケアを実践が求められる.

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