目的:ICUにおける頭蓋内病変を伴う重症患者の家族のレジリエンスを明らかにする.
方法:半構造化面接を行い質的統合法(KJ法)で分析した.
結果:【突然の発症によるICU入院時の思い:無理強いによる落ち込む気持ちの鼓舞】【潜在的な力への気づき:普通ではない状況に強固に耐えている自覚】【看護師からの心身への支援の感謝:自分と患者との繋がりが導かれる嬉しさ】【他からの支えによる心の安定:自分で対処できないときは他者からのサポートや先祖の見守りに縋る】【自らの行動による心の安定:患者を最優先とした生活と自己の労わりとの両立】【ICU退室の目途が立った時の思い:死を回避した患者と生きていく新生活への期待】【退院を視野に入れた思い:交差する辛い思いから患者の面倒を看る決心へ】が抽出された.
結論:危機対処をしながら患者の回復を期待し,これまでの生活を諦め患者の面倒を看る決心への過程があった.
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