日本顎咬合学会誌 咬み合わせの科学
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症例報告
オールセラミック修復物製作の際の注意点
友安 正門
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2011 年 31 巻 1-2 号 p. 106-113

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抄録
審美修復の理想として,歯牙形態・色調・排列・機能を天然歯に限りなく近づけるためには,対合歯との関係や隣在歯の色調・形態などに臨機応変に対応していくことが大切である.さらに,審美修復に用いられる材料および材料の利点,欠点についても知っておく必要がある.審美修復の最終到達地点は,審美的にも機能的にも患者の満足が得られることを目指す.オールセラミックの特性を生かすために金属製コアをファイバーポストコアへ変更し,患者の口腔内における理想的な環境,形態へ移行するため,プロビジョナルレストレーションで求めたサブジンジバルカントゥアを最終修復物へ移行する手順を報告する.
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© 2011 特定非営利活動法人 日本顎咬合学会
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