日本顎咬合学会誌 咬み合わせの科学
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症例報告
咀嚼能力の回復が自立歩行の意欲をもたらした1 症例
河原 昌二
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2015 年 35 巻 3 号 p. 226-228

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抄録
失明のため,日中もベッド上での生活が長く続いていた盲養護老人ホーム入所中の82 歳の女性について,上下総義歯をリマウント調整し,咀嚼能力を回復した.その直後から大きく口を開けてかむことに意欲を見せ,後傾していた頭位が自然に復した.リハビリに意欲的になり,2 カ月後に歩行器を使って小走りした.動画の表情の変化が示すように,咀嚼の回復が生活の意欲を引き出し,歩行機能回復の大きな契機となった.
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© 2015 特定非営利活動法人 日本顎咬合学会
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