日本顎咬合学会誌 咬み合わせの科学
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プロビジョナルレストレーションの的確性と目的
篠原 俊介
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2004 年 24 巻 1 号 p. 23-27

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抄録
プロビジョナルレストレーションは最終修復物が生物学的にも力学的にも受容できることを確認できる点で, 口腔再構築後の結果を予測できる重要な装置である.一般的にプロビジョナルレストレーションに用いられるマテリアルは即時重合型レジンであるがインプラント植立時に用いた場合, 手術部のサージカルステント及び術後の創傷の保護も兼ね, また治癒期間中ローディングを完全に遮断し咬合を維持しながら最終修復物のモニターとしての役割を果たすためにはメタルによるプロビジョナルレストレーションが有効であることが当症例を通じて確認された.
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© 特定非営利活動法人日本顎咬合学会
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