日本顎咬合学会誌 咬み合わせの科学
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咬合崩壊症例の検討と評価
篠原 俊介
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2005 年 25 巻 3 号 p. 396-401

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抄録

複雑な崩壊症例を長期的に健全に回復するためには, その疾病の状態と原因を包括的に分析, 診断するが, 特に咬合に関する事項について十分に検討, 評価しなければならない.このように, 広範囲のオーラルリハビリテーションを行う場合には, 咬合器の選択基準とスタディーキャスト, およびワーキングキャストを正確にマウントすることが必要である.そのためには患者の生体の情報をいかに得るか問われるが, その収集法として今回新機軸の理論を適用した.
そのことで, 主治医と技工担当者の双方が情報を共有し, 担当医の意とする回復治療が可能になる。

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© 特定非営利活動法人日本顎咬合学会
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