京都大学大学院経済学研究科 聖泉短期大学
2000 年 2 巻 2 号 p. 97-106
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
ケインズの多様な活動と著述から、彼独自の“芸術論”がありそうだが、彼自身は“芸術論”としてまとまった著作を残していない。しかし、彼の初期における美学的な考察と、ロジャー・フライの影響を受けたケインズの芸術に関する政策提言的な著述とから、彼の“芸術論”を推測することが可能になる。結局、彼の“芸術論”は、芸術のもつ‘公共性’に関する観察に根ざした独自のものに発展していったことが明らかになった。
文化経済学会〈日本〉論文集
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら