抄録
小学校外国語活動での目的は英語を使ってのコミュニケーション能力を挙げることにあり、アウトプットを中心とした活動が多い。学習指導要領(文科省, 2017)では、発音に関して、現代の標準的な発音、語と語の連結による音の変化、語や句、文における基本的な強勢、文における基本的なイントネーション、文における基本的な区切りを学習することが明記されているが、具体的な指導法は示されてはいない。現在、小学生一人に1台のタブレット端末が与えられ、デジタル教科書などで英語音声、動画などから自主学習を行い、ロイロノートを使い、課題の提示、提出が容易にできる。そこで、本論では、小学5年生が授業内で、シャドーイング練習を行い、2回の音声を収録し、発音に向上が見られるかどうかを検証した。その結果、音声のシャドーイングを通して、イントネーションの核の位置が正確に実現できているが、分節音に関しては、日本語の過剰汎化が見られる。したがって、分節音に関しては日本語と英語の音声の違いなど明示的な指導が必要である。