抄録
本研究は,心理的安全性の高い教職員集団における教職員のインフォーマル・コミュニケーション(以下,IFC)の在り方について,セキュアベース・リーダーシップを視点に検討することを目的とし,そのために同僚性に肯定的な影響を与え得る教務主任が教職員間で交わすIFCを調査した。その結果,教科関連を中心として職務に関する困難な課題の相談に乗ったり,時には教科や校務分掌とは関係ない内容が自己開示のきっかけとなったりしている,ということが心理的安全性の高い学校の職員室における教務主任のIFCの特徴として,見出された。