日本学級経営学会誌
Online ISSN : 2434-7760
「画像付き連絡帳」がもたらす母親の連絡帳に対する使用意識に関する変化
自閉症・情緒障害特別支援学級を対象にして
小西 一博
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2026 年 8 巻 p. 13-20

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抄録
本研究では特別支援学級に在籍する子どもをもつ母親を対象にし,「画像付き連絡帳」によって連絡帳への記述量や内容がどのように変化するかについて2事例をもとに検討した。記述量に関して実施前後を比べたところ,文の数においては母親Bのみが有意に増加した。また,話題数に関しても母親Bだけに有意差が認められ,度数が増えた。このことから,連絡帳に進んで記入するタイプの母親は「画像付き連絡帳」によって連絡帳に対してより積極的な態度を示すようになったと考えられた。教師のコメントに対する回答数に関して,母親ABともに有意差が確認されたことから,教師からの情報に対する反応が母親のタイプにかかわらず,よくなったといえる。一方,記述内容に関して実施前後を比べたところ,「家庭での様子」について母親ABともに増加する傾向が見られた。このことから,我が子の学校での様子について画像を通して知ることで,母親の我が子に関する開示が進み,我が子の自宅での様子について教師に伝え,情報を共有したいという思いが強まったと考えられた。
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