2020 年 24 巻 1 号 p. 126-133
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響を受け,滋賀医科大学ではウェブ会議システムを用いた同時双方向型の遠隔講義を配信できるシステムを構築した.大学の認証基盤と連携させて参加者を制限することで,遠隔講義のセキュリティを確保できるようにした.HDMIキャプチャーデバイスを経由して教員の持ち込みPCの画面を共有する構成としたことで,医学部の講義で必要とされる品質の高い動画を配信することが可能となっている.学生の受講環境の整備,学生や教員に対する技術的支援のためのサポート体制も整備した.