学術情報処理研究
Online ISSN : 2433-7595
Print ISSN : 1343-2915
原著論文
データ可視化・分析授業パッケージの設計
太田 啓介, 鈴木 斉, 上繁 義史, 丹羽 量久
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2025 年 29 巻 1 号 p. 298-302

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抄録

本稿では,BIツール「Tableau」を用いた短期集中型のデータ可視化・分析授業を設計し,学生のデータに基づく論理的な意思決定力や仮説検証力を高めることを目的として,さらに他大学における再利用を視野に入れた汎用型授業パッケージを構成した事例を報告する.授業は,1コマ90分を2コマ連続で全4回(連続2週)にわたって実施した.全国展開する架空の企業に対するコンサルテーションを行うシナリオで進行し,ツールの導入から仮説構築,可視化・分析に至る一連のプロセスを学生が段階的に学べる教材を整備した.最終課題として統合可視化画面(ダッシュボード)と提案文の作成を課した.学生の成果物からは,データに基づく判断や分析を通じた提案構築が確認され,省察的活動を明示的に促さずとも,課題構造を通じて思考の整理や再構成が自然に生じる様子が見られた.これにより,本授業は限られた時間内でも学生の思考と判断を支援する枠組みとして機能し,今後の授業設計に対する有益な示唆を提供する可能性がある.本パッケージは,MDASH応用基礎レベル「データサイエンス基礎」に含まれる学修項目に対応し,リテラシーレベルを修了した学生を対象に,非プログラミング環境で実施するデータサイエンス系授業の一部に組み込む形で有効に機能する.

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© 2025 学術情報処理研究編集委員会

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https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja
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