学術情報処理研究
Online ISSN : 2433-7595
Print ISSN : 1343-2915
原著論文
不正侵入検出ソフトを用いたネットワークセキュリティ対策
山守 一徳
著者情報
ジャーナル フリー

2000 年 4 巻 1 号 p. 3-13

詳細
抄録

最近、コンピュータネットワークを介するコンピュータシステム攻撃が増加している。そして、ネットワークセキュリティに対する関心が高まってきている。そのため、多くのネットワーク管理者は、ネットワークセキュリティの弱点を減らす方法について悩んでいると思われる。この論文では、RealSecureと呼ばれる不正侵入検出ソフトの導入事例について述べる。最初に、そのソフトの問題点を述べ、一方で、そのソフトの利点について述べる。次に、実際にそのソフトで検出された攻撃について列挙する。最後に、ネッワークセキュリティ対策の一つを提案し、その方法の効果について述べる。この論文によって、不正侵入検出ソフトの導入を検討している多くのネットワーク管理者への助けになれば幸いである。

著者関連情報
© 2000 学術情報処理研究編集委員会
次の記事
feedback
Top