抄録
目的:狭心症にて経皮的冠動脈形成術(以下PCI)を再施行した男性患者のセルフケア実施上の課題を明らかにした。
方法:2 回以上PCI を行った男性狭心症患者4 名にセルフケア実施上の課題を中心に半構造化面接を行った。
結果:【PCI 施行後も変わらない生活改善行動】,【心身の状態がもたらす運動継続の困難】,【狭心症・PCIに伴う服薬行動の対応困難】,【ストレス緩和を優先した喫煙の継続】,【心身共に適応できない食事管理】,【調理することに対する無関心と体力不足】,【狭心症の理解不足による節酒困難】,【狭心症・PCI 施行後の生活改善に対する他者からの支援不足】,【心身の安定に影響を及ぼす仕事環境】,【日常生活制限に合わない行政サービス】が抽出された。
考察:PCI 施行による慢心から生活改善の気持ちが薄れることや,職場理解の不足や再発による症状出現の不安等があることを理解し,セルフケアの実践に対する支援が必要である。