日本呼吸器外科学会雑誌
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症例
原発性肺絨毛癌の一切除例
佐野 功南 寛行原 信介古川 克郎及川 将弘野中 隆
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キーワード: 肺癌, 原発性肺絨毛癌
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2007 年 21 巻 2 号 p. 160-164

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抄録
症例は40歳女性.検診にて胸部異常陰影を指摘され当院内科を受診した.胸部CT上,右S4に径2cm大の腫瘤影がみとめられたが,術前診断にいたらず手術目的で当科紹介となった.術中迅速診断にて悪性腫瘍の診断であり右中葉切除を行った.術後病理にて肺絨毛癌と診断され,病期はpT1N0M0 stage IAであった.術後1週間目の血清HCGとβ-HCGは高値であったが術後3週目には正常化した.また婦人科にて子宮および付属器の検索を行ったが異常なく,術後4週目より補助化学療法としてMethotrexate+Actinomycin D+Cyclophosphamideを2コース行った.現在まで術後7年,無再発生存中である.
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© 2007 特定非営利活動法人 日本呼吸器外科学会
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