日本呼吸器外科学会雑誌
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症例
FDG-PETで陽性を示し肺癌との鑑別が困難であった肺犬糸状虫症の一例
井貝 仁垂水 晋太郎橋本 新一郎張 性洙中野 淳奥田 昌也後藤 正司中島 尊劉 大革石川 真也山本 恭通黄 政龍横見瀬 裕保
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2007 年 21 巻 2 号 p. 193-196

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抄録
症例は63歳,女性.検診の胸部レントゲンで異常陰影を指摘されたため,近医を受診.胸部CTで右肺S6に径2cm大の辺縁不整な空洞を伴った結節影が認められ,また,FDG-PETで同部位に一致して異常集積像を認めた.原発性肺癌もしくは同じくFDG-PETで異常集積を認め発見された乳癌の肺転移を疑い,診断・治療目的で開胸下肺部分切除術を施行し,術中迅速病理で肺犬糸状虫症と診断された.肺犬糸状虫症では胸部CT所見が肺癌と類似し,またFDG-PETで異常集積像を示すことがあるため,悪性疾患との鑑別が困難となる場合がある.胸部異常陰影の鑑別疾患の1つとして本症の存在を念頭に置くことが重要と考えられた.
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© 2007 特定非営利活動法人 日本呼吸器外科学会
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