日本呼吸器外科学会雑誌
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症例
悪性胸膜中皮腫に対し術前化学療法後に胸膜肺全摘術を施行した2症例
桝屋 大輝後藤 正司中島 尊劉 大革石川 真也山本 恭通黄 政龍横見瀬 裕保
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2007 年 21 巻 7 号 p. 891-894

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抄録
悪性胸膜中皮腫に対し,GEM+CDDPの術前化学療法後に胸膜肺全摘術を行った2症例を経験したので報告する.症例1は50歳男性.症例2は52歳男性.2症例ともに組織型は上皮型であり,IMIG病期分類にてc-II期であった.GEM+CDDPの術前化学療法を行い,評価は症例1がPRで,症例2はSDであった.胸膜肺全摘術を行い2症例とも完全切除であった.術後合併症はなく,現在術後30ヵ月と13ヵ月で無再発生存中である.悪性胸膜中皮腫に対し,GEM+CDDPによる術前化学療法後に外科療法を加えることで有望な成績が得られる可能性はあると考えられた.
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© 2007 特定非営利活動法人 日本呼吸器外科学会
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