日本呼吸器外科学会雑誌
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原著
自然血気胸に対する早期胸腔鏡下手術の検討
小林 慎一朗向田 秀則山下 芳典吉山 知幸清水 誠一多幾山 渉
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2009 年 23 巻 5 号 p. 682-685

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抄録

自然血気胸は胸腔内出血を伴う自然気胸であり,自然気胸の1~12%に合併する比較的稀な疾患である.時に大量出血や血腫形成を伴うため,輸血や緊急手術が必要となる.我々は1994~2007年までに自然血気胸を8例経験した.このうち6例に対し,胸腔ドレーン挿入後1日以内に胸腔鏡下手術を施行した.全例無輸血で,術後合併症や再発は認めていない.不必要な輸血や再膨張不良を避けるために,自然血気胸は早期に胸腔鏡下手術を実施すべきである.

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© 2009 特定非営利活動法人 日本呼吸器外科学会
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