原発不明胸壁腺癌の1切除例

横田 俊也; 三窪 将史; 星野 竜広; 池田 晋悟; 羽田 圓城; 藤井 晶子

doi:10.2995/jacsurg.25.165

症例

原発不明胸壁腺癌の1切除例

横田俊也, 三窪将史, 星野竜広, 池田晋悟, 羽田圓城, 藤井晶子

著者情報

キーワード: 原発不明癌, thyroid-transcription factor-1, cytokeratin 7, cytokeratin 20

ジャーナルフリー

2011 年 25 巻 2 号 p. 165-169

DOI https://doi.org/10.2995/jacsurg.25.165

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抄録

原発不明胸壁腺癌を経験した．症例は72歳女性．他院で右胸壁に7cm大の腫瘍を指摘，経皮生検で上皮系悪性腫瘍と診断され当院紹介となった．免疫染色の結果から肺腺癌の胸壁転移が疑われたが，全身精査でも原発巣は認められず，原発不明癌として切除術を行った．病理組織学的には低分化型腺癌の胸壁転移が疑われ，CK7（＋），CK20（－），TTF-1（＋）のパターンから肺腺癌の胸壁転移の可能性が示唆された．

責任著者(Corresponding author)

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