日本呼吸器外科学会雑誌
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症例
術後確定診断された慢性壊死性肺アスペルギルス症の一切除例
深澤 拓也森田 一郎沖本 二郎山根 弘路物部 泰昌猶本 良夫
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2015 年 29 巻 1 号 p. 112-117

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抄録
背景,症例は29歳男性,咳嗽および発熱を契機に,右S10区域に内部にniveauおよび壁肥厚を伴う空洞と帯状浸潤影を指摘された.精査にて肺アスペルギルス症を疑われ,内科的治療を行うも,軽快せず右下葉切除を施行し治癒し得た.結論,寛解と増悪を繰り返し,肺葉切除にて確定診断された慢性壊死性肺アスペルギルス症の一例を経験したので文献的考察を加えて報告する.
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© 2015 特定非営利活動法人 日本呼吸器外科学会
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